検索ブランド相談室 | 検索と評判の専門メディア

【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年5月11日

部署:マーケティング担当者レベル:実践AIO
AI検索画面を表示したノートPCと業務資料を背景に、AIOは引用だけを目的としないことを示したアイキャッチ

観測日: 2026-05-11 (前回比: 2026-05-01)

【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年5月11日の判断材料として、「【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年5月25日」の調査・データも確認してください。

【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年5月11日の判断材料として、「【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年6月15日」の調査・データも確認してください。

【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年5月11日の判断材料として、「【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年5月25日」の調査・データも確認してください。

【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年5月11日の判断材料として、「【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年6月15日」の調査・データも確認してください。

この論点に関連して、「【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年7月6日」もあわせてご覧ください。

エグゼクティブサマリー

最大の発見 は、引用シェア首位が企業公式で30.0%・90件となり、企業オウンドメディア29.0%・87件を僅差で上回った点です。AIO/LLMO/GEO領域では、第三者メディアよりも企業発信、特に公式情報がAI回答の参照源として強い構造が見えます。

  • 企業公式が30.0%で最大、企業オウンドメディアが29.0%で2位です。ブランド公式性と実務解説型コンテンツの双方が、引用獲得の中核になっています。
  • エンジン間で最も差が大きいのは業界専門メディアで、SerpAPIは25.6%に対しOpenAIは3.0%です。検索連動型と生成AI型で、専門メディアの扱いに大きな違いがあります。
  • 通説と異なり、大手メディアは0.7%・2件にとどまります。認知度の高い報道媒体より、企業公式・専門サイト・実務系コンテンツが優先されている可能性があります。
  • 企業公式は64ドメイン、企業オウンドメディアは70ドメインに分散する一方、YouTubeは20件が1ドメインに集中しています。テキスト領域は競合分散、動画領域は寡占的です。
  • 上位クエリは「AI検索 対策」50件・37ドメイン、「ChatGPT SEO」38件・35ドメインが中心です。対策・SEO・GEOなど実務実装系の検索意図が強いと見られます。

1. 観測カバレッジ

観測対象: 9クエリ × 4エンジン

エンジン取得成功カバレッジ引用件数
perplexity9/9100.0%84
serpapi7/977.8%82
openai9/9100.0%33
gemini8/988.9%101

※Geminiの制約により、Geminiは取得途中で上限に達しスキップされる場合があります。

2. メディアタイプ別の引用シェア

AIエンジンが「どんな種類のサイト」から引用しているかの全体像です。

記事最大の一次データである「メディアタイプ別引用シェア」を、表を読まなくても数秒で理解できるようにする

順位メディアタイプ引用件数シェアユニークドメイン数前期比
1企業公式9030.0%64↑+2.2pt
2企業オウンドメディア8729.0%70↓-2.6pt
3業界専門メディア5117.0%17↑+6.3pt
4SaaS公式206.7%5↓-0.7pt
5YouTube206.7%1↓-3.6pt
6未分類186.0%16↑+3.5pt
7SNSブログ/note62.0%3↑+1.1pt
8百科事典41.3%1↑+1.1pt
9大手メディア20.7%2↑+0.2pt
10教育機関20.7%2↑+0.4pt

前期は引用があったが今期は0になったタイプ: EC/ポータル, レビューサイト, 政府/公的機関, SNS本体

3. 引用ドメインTOP20 (今期)

順位ドメインメディアタイプ引用回数出現クエリ数主出現エンジン
1youtube.comYouTube206serpapi
2mieru-ca.comSaaS公式105serpapi
30120.co.jp業界専門メディア73serpapi
4google.com企業公式62gemini
5plan-b.co.jp業界専門メディア53serpapi
6protea-inc.co.jp業界専門メディア53gemini
7ferret-one.comSaaS公式52perplexity
8geo-code.co.jp業界専門メディア52serpapi
9speee.jp業界専門メディア52perplexity
10shift-ai.co.jp企業公式51gemini
11centered.co.jp業界専門メディア42gemini
12expact.jp企業公式42serpapi
13fungry.co.jp企業オウンドメディア42perplexity
14sitest.jp企業公式42perplexity
15wikipedia.org百科事典42gemini
16seohacks.net企業オウンドメディア33perplexity
17lany.co.jp業界専門メディア32serpapi
18note.comSNSブログ/note32perplexity
19persol-bd.co.jp業界専門メディア32serpapi
20sienca.jp業界専門メディア32serpapi

4. エンジン別の引用先傾向

各AIエンジンが「どんな種類のサイト」から引用しているかを比較したものです。エンジンごとの引用ロジックの違い (=どこに対策すべきか) が見えます。

「AIO対策を全AIエンジンで一括りにできない」という、記事の実務上もっとも重要な示唆を視覚化する

メディアタイプperplexity(計84)serpapi(計82)openai(計33)gemini(計101)
企業公式29 (35%)20 (24%)13 (39%)28 (28%)
企業オウンドメディア25 (30%)13 (16%)13 (39%)36 (36%)
業界専門メディア17 (20%)21 (26%)1 (3%)12 (12%)
SaaS公式4 (5%)9 (11%)0 (0%)7 (7%)
YouTube2 (2%)16 (20%)1 (3%)1 (1%)
未分類4 (5%)2 (2%)3 (9%)9 (9%)
SNSブログ/note2 (2%)1 (1%)0 (0%)3 (3%)
百科事典0 (0%)0 (0%)1 (3%)3 (3%)

5. 前回からの変動

5-1. 順位が大きく動いたドメイン

ドメインタイプ今期前期変動
seohacks.net企業オウンドメディア1672↑+56
0120.co.jp業界専門メディア350↑+47
speee.jp業界専門メディア955↑+46
protea-inc.co.jp業界専門メディア642↑+36
centered.co.jp業界専門メディア1145↑+34
plan-b.co.jp業界専門メディア535↑+30
geo-code.co.jp業界専門メディア832↑+24
hubspot.jpSaaS公式266↓-20

5-2. 新規ランクイン

  • shift-ai.co.jp [企業公式] (今期10位、引用5件)
  • expact.jp [企業公式] (今期12位、引用4件)
  • fungry.co.jp [企業オウンドメディア] (今期13位、引用4件)
  • sitest.jp [企業公式] (今期14位、引用4件)
  • wikipedia.org [百科事典] (今期15位、引用4件)
  • mediareach.co.jp [企業オウンドメディア] (今期21位、引用3件)
  • ntttp-dlead.com [企業公式] (今期22位、引用3件)
  • perplexity.ai [企業公式] (今期23位、引用3件)
  • akarumi.jp [企業オウンドメディア] (今期24位、引用2件)
  • axis-corp.com [企業公式] (今期25位、引用2件)

5-3. ランク外消失

  • mynavi.jp [業界専門メディア] (前期4位 → 今期未観測)
  • moneyforward.com [SaaS公式] (前期5位 → 今期未観測)
  • my-best.com [レビューサイト] (前期7位 → 今期未観測)
  • suumo.jp [EC/ポータル] (前期9位 → 今期未観測)
  • aspicjapan.org [業界専門メディア] (前期10位 → 今期64位)
  • ozmall.co.jp [EC/ポータル] (前期11位 → 今期未観測)
  • freee.co.jp [SaaS公式] (前期13位 → 今期未観測)
  • sansan.com [SaaS公式] (前期15位 → 今期未観測)
  • hotpepper.jp [EC/ポータル] (前期16位 → 今期未観測)
  • shanon.co.jp [SaaS公式] (前期17位 → 今期未観測)

6. クエリ別ハイライト

6-1. 引用が豊富だったクエリTOP5

  • AI検索 対策 — 50件の引用 (37ドメイン、4エンジン)
  • ChatGPT SEO — 38件の引用 (35ドメイン、3エンジン)
  • GEO 対策 — 37件の引用 (27ドメイン、4エンジン)
  • Google AI Overview 表示 — 35件の引用 (21ドメイン、4エンジン)
  • LLMO とは — 34件の引用 (22ドメイン、4エンジン)

6-2. 引用ドメインの入れ替わりが大きかったクエリ

AIOの引用元は固定的ではなく、同じクエリでも前回観測から半数以上のドメインが入れ替わるケースがあることを視覚的に伝える

  • Perplexity 対策 — 新規ドメイン 13/20 (入替率 65%)
  • AI検索 対策 — 新規ドメイン 24/37 (入替率 65%)
  • GEO 対策 — 新規ドメイン 17/27 (入替率 63%)
  • ChatGPT SEO — 新規ドメイン 20/35 (入替率 57%)
  • LLMO とは — 新規ドメイン 12/22 (入替率 55%)

7. アナリストによる発見と提言

発見1: AIOは大手メディアより「公式+自社発信」を拾う

データ: 引用シェアは企業公式30.0%、企業オウンドメディア29.0%で、合計59.0%を占めます。一方、大手メディアは0.7%にとどまり、従来SEOで想定されがちな権威メディア優位とは異なる構図です。

仮説: AI検索では、一般的なニュース権威よりも、一次情報や実務解説として整理された企業発信が参照されやすい可能性があります。ただし観測は9クエリ・2時点のため、全業界への一般化は未検証です。

アクション: 広報掲載や被リンク獲得だけでなく、自社サイトに定義、手順、比較、FAQ、事例を明示した「引用される情報源」を作るべきです。特にAIO/LLMO/GEO系の用語ページは、公式見解と実務解説を分けて設計してください。

発見2: エンジンごとに「信頼するメディア」が違う

データ: OpenAIは企業公式39.4%、企業オウンドメディア39.4%で、両者だけで78.8%です。一方、serpapiは業界専門メディア25.6%、YouTube19.5%、SaaS公式11.0%が目立ち、Geminiは企業オウンドメディア35.6%が最多です。

仮説: OpenAIは説明の安定性が高い公式・自社発信を、serpapiは検索結果上で可視性の高い専門記事や動画を拾いやすい可能性があります。GeminiはGoogle系の文脈上、構造化された記事型コンテンツを評価している可能性があります。

アクション: AIO対策を「全AI検索で同じ」と見なさず、エンジン別にKPIを分けてください。OpenAI向けは公式情報の整備、Gemini向けはオウンド記事の網羅性、serpapi向けは専門メディア露出とYouTube最適化を優先すべきです。

発見3: 専門メディアは少数寡占、オウンドは多数分散

データ: 業界専門メディアは51引用に対して17ドメインで、1ドメインあたり約3.0引用です。企業オウンドメディアは87引用に対して70ドメインで約1.24引用、企業公式は90引用に対して64ドメインで約1.41引用に分散しています。

引用件数だけでは分からない、「専門メディアは少数ドメインに集中し、企業公式・オウンドメディアは多数のドメインに分散している」という構造を直感的に理解させる

仮説: 専門メディア領域では、少数のドメインが複数クエリで繰り返し引用される構造があると推測されます。一方、オウンドや公式は参入余地が広いものの、単発引用で終わりやすい可能性があります。

アクション: 自社だけで面を取りに行くより、引用されやすい専門メディアへの寄稿、監修、共同調査を組み合わせるべきです。同時に自社サイトでは「AI検索 対策」「ChatGPT SEO」などドメイン数が多い激戦クエリを避け、周辺の具体課題からクラスターを作ってください。

‹ 親記事: 【独自調査】AIO引用元観測レポート 2026年7月6日

関連記事

関連テーマ

無料相談はこちら